お知らせ

地下水の利用

スタッフ日記

日本では、上下水道が整備されていて、多くの人が上水道の水を飲んでいます。

この上水道の約50%がダムの水であとは、河川水、湖沼水、地下水と続きます。

アメリカ、ヨーロッパなどでは上水道の供給の大半を民間企業が担っています。

河川水は滞留時間が長いなど、地下水と比べて飲料水として利用するには、課題も

少なくありません。

開発途上国の中には、上水道が十分に整備されていないため、井戸水を利用したり

販売されているボトル入りの水を飲む国もあります。

日本で実感することは少ないですが、改めて安全な水の大切さを感じます。

 

 

地下水について

スタッフ日記

世界中の1/4の人が地下水を飲んでいると言われています。

日本でも世界でも地下水が大きな役割を担っています。

日本人は、水を1日1人当たり約250~330ℓの水を使うと言われています。

日本では以前、鉱山や金属精錬所以外にクロムと言う有害物質を含んだゴミを

埋めたためで土が汚染され、その結果として井戸水が使えなくなった所が

ありました。

日本では、1957年に水道法が公布され、安全な水を供給するために

有害物質、大腸菌など51項目の水質基準が定められ定期的に検査・確認

されています。

この基準に適合しないと水道水として供給できません。

水道の基盤強化を図るために2019年に改正水道法が施行されました。

これは、市町村の水道局などが長期的な観点から施設の定期的更新に

努めることや収支の見通しの作成・公表に努めることが定められています。

私達の生活に無くてはならない水を考えてみるのも大切ですね。

 

 

 

水俣病について

スタッフ日記

水俣病・・・ 多くの方が聞いたことのある公害病の一つと言えます。

これは1956年(昭和31年)熊本県水俣湾に流れ込む工場排水で汚染された魚を

食べていた住民の方々が慢性的な手足のしびれ、耳鳴りなどにより苦しんでいる

ことで公式に確認されました。

しかし60年以上経った今年2023年(令和5年)になっても本当の収束に至って

いません。今も健康被害に日々向き合って行かなければならない、被害者の方の

苦しみを思うと、心が痛みます。

と同時にこのような被害を出さない、未然に防止する必要性も強く感じます。

私達にできることは、身近な環境問題に関心を持ち続けること、場合によっては

声を挙げることが大事と思います。

 

110年前

スタッフ日記

今年2023年は関東大震災から100年の節目と言われており、ご存じの方も多いと思います。

更に10年遡る110年前に逝去された方を調べてみると桂太郎元首相(第11、13、

15代首相)、最後の将軍である徳川慶喜がおられます。

他に逝去された方に、明治期の日本で公害対策に尽力された田中正造氏がおられます。(9/4病没)

田中氏は、1890年第1回衆議院議員に立候補、当選後に足尾鉱山鉱毒事件により

苦しんでいた渡良瀬川流域住民の救済のために長年尽力されました。

田中氏の活動は当初、富国強兵を推進していた政府からは、取り合ってもらえ

ませんでしたが、日本で最初の公害に取り組み続けられた方です。

その生涯については、城山三郎氏の「辛酸」で知ることができます。

中々の名作と思います。

私達は、技術者、政治家では無いかもしれませんが、身の周りの環境問題に

ついて先ずは関心を持ち続けることが大切と思わされます。

 

水の流れと水質汚濁

スタッフ日記

水は、雨が地中にしみこみ山間部から平野そして都市部を経て海へ

流れ込みます。

また、湖沼から平野、海へ流れ込む場合もあります。

一般に、山間部で湧き出た水は澄んでいて、このまま河川へ流れます。

しかし、廃棄物が不法投棄されたり、水が十分に浄化されないまま河川へ

流れ込んだ場合、環境の汚染につながります。

その十分に浄化されない水が山間部から平野、都市部を流れると環境の

汚染が拡大します。

それを、防止するために

特定環境保全下水道(国交省)

し尿処理施設(環境省)

農業集落排水処理施設(農水省)

などによる整備が推進されています。

 

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